
コロナによる経済打撃をきっかけに、叫ばれるようになった「ベーシックインカム」。給付金しかり、現金で配ると貯蓄にまわる、格差が広がるなどの問題点と、その解決策が提案されている一冊です。
お金持ちに現金を配っても貯蓄になり、富める者がより富む社会になってしまうのが問題であれば、解決策は「今すぐ使ってもらう」こと。その具体案がデジタルベーシックインカムで、これは普通の電子マネーではなく、半減通過と呼ばれる、価値が下がっていくお金を配れば、今すぐ使う生活費用などに充てられることになり、経済がまわるのではないか、というお話です。
デジタルベーシックインカムとは
全国民にベーシックインカムとして半減通貨(一年後に価値が半分になるお金)を配るという案。
全国民に配るのがポイントで、これが社会保障としての年金や生活保護の代わりにもなるので、その周辺の費用削減ができ、その分の税金も浮く。生活保護の申請もなかなか通らないとか、プライドがあってそもそも申請したくない、など必要な人に行き渡らない問題も解決できそうです。
また半減通過が使える範囲を生活資金(食費・水道高熱費など)に限定すれば、使い切る人は多いでしょうね。
以前東京MXの番組「バラ色ダンディ」でもこの話をされていましたし、苫米地先生発案のベチユニットはずっと昔から唱えられていたので、具体的に進んでいるようで楽しみです。
ベーシックインカムで生活が保障されたら自分の役割として何をしようか?と想像が止まりません。
みんなが得意分野を活かして、より良い平和な世界になりそうですよね。

自分の強みはなんだろう?と考えるきっかけになります。

