子育てママパパに大人気の石田勝紀先生のご著書。

昨今よく話題になる「自己肯定感」。子育てをする上でとても大事なキーワードです。子育てしている今だけでなく、その子の未来まで左右するもの。自己肯定感が高い子は、勝手に賢く育っていくような気がします。
小さい頃から自己肯定感を上げていれば
叱る、怒る、という手段は時に必要だが、一撃で修正させるだけのエネルギーが必要。
中途半端に何度も使うと効果は少なくなる。
二度とやらないと思うくらいの一撃で仕留めなければ子どものためにならない。
子どもの長所を伸ばす5つの習慣 石田勝紀著

これを「親の全愛情エネルギー」と呼ぶそうよ
- 得意科目を誉めるだけでいい(苦手教科には触れない)
- 好きと得意は好きを優先
- 整理整頓を心がける
長所がさらに伸びれば、その結果(タイムラグはあるけど)短所は自ら是正していくそうです。
片付けができるは成績も良いらしい。もし子どもが片付けが苦手なら、本質的原因を探るのが良いそうです。Why→What→Howの順番に。
親がワクワクする場所へ子どもを連れて行くのも効果的なんだとか。大人がワクワクしてる姿を子どもに見せることも教育なんですね。
そして毎日頑張って家事を頑張りすぎているママへ。
子どもの心に影を落とすのは、親の、不機嫌そうな顔や態度です
子どもの長所を伸ばす5つの習慣 石田勝紀著
これ、心当たりがありすぎて、響きまくります。
とくに食事の用意。毎日いそがしい中で、栄養バランスも考えなきゃ!ちゃんと手作りしなきゃ!と完璧を求めるほど、イライラしてきて、子どものちょっとした発言に過剰反応して、完全に悪循環に陥る時があります。感情に任せて怒った時の子どもの悲しそうな顔ったらない。逆にスーパーのお惣菜が続けば罪悪感に苛まれたりもして、必要以上に「誰かの常識」に囚われていると気づきます。
カップラーメンを子どもたちと美味しく食べている時が、実はみんなニコニコしてたりするので、この際、罪悪感は捨てましょう!
日本のお母さんはとにかく偉すぎるので、お父さんも積極的に率先して家事育児をしてください。ママが良い状態でいることが一番の子育てなのですから。
ママが自分の人生を楽しんで、毎日笑っていれば、子どもは幸せです。
そんなママをみて、子どもは勝手に成長し、自分らしさ(長所)が発揮できる子になっていきます。
子どもの長所を伸ばす5つの習慣 石田勝紀著
良い母親という完璧な理想像を追い求める必要は全然なくて、ママ自身が自分の人生を楽しむだけでいいなんて、だまされているみたいですが、これは真理だと私も実感しています。
こういう話をすると、ネグレクトはダメ!と極端な方向に持っていく人もいますが、「子どもを放ったらかしてただ遊びにいく」わけではなく、子育てと同時進行で自分の好きなことも楽しむ、というスタンスです。
日本は母親に対する責任の押し付けがすぎるので、肩身の狭い思いをしているママもたくさんいます。そんなママにとって、石田先生のメッセージは、心に染み渡る優しさなのです。



ママだってもっと肩の力抜いて、楽しんでいきましょう!!

