なにかと話題のひろゆきさんのご著書。

2020年12月に発行されているので、コロナ禍もふまえて、今の日本が抱える問題をひとつひとつ指摘されています。
要約すると・・
- 日本の会社の全体主義が効率を悪くしている
- 日本は年齢の中央値が他の先進国より高く、高齢化が問題
- 国民全員が選挙をしても高齢者の割合が高いため、税金を納める人よりもらう人の意見が通る
- 成功するには「どこで、なにを」始めたかが大事。見込みのないところ、流行らないところで、一生懸命頑張ってももったいない。
- 親の収入が多いと子どもはよく勉強する
- 貧乏だと知能が低くなる
- Done is better than perfect 教育も70点でいいという考え方を浸透させていくべき
- 日本では文系の大学院を出ても(専門的に勉強しても)就職が厳しい
- 大企業ほどコミュニケーション能力を見てたりするので、たくさん遊んでいるサークルのリーダーみたいな人が受かりやすい
- 世界幸福度報告書によると、日本人は不寛容で選択肢の少ない息苦しい世界で長生きしてる
ひろゆきさんらしい論点で、的を得ていて、「もうほんとそう!!」と思わず笑ってしまうことだらけ。
文調もコラムみたいで読みやすいです。
みんながなんとなく気付いてることを、データを元に言語化されてるので、「よくぞ言ってくれた!」と、気分がスッキリすることうけあい。
現状認識としてはとても面白い内容です。いや、本当は面白がって笑っている場合じゃないのですが、今の世の中をひろゆきさん的視点で見るのも勉強になるので、子どもや10代にもオススメしたいです。
多分老害となってる世代は読んでも反発するでしょうけど・・・
ここに書かれていることは、あくまでもひとつの見方であって、全てではないと思いますが、こうやって、少しななめから今の日本を見ることで、「そう言われてみると、おかしいよね」と現状を認識でき、若い世代が日本の政治や未来に意識を向けるきっかけになればいいなと思います。
