親子で学ぶお金の話。机上の空論ではなく、経験と実績に裏付けされている現実。
西野さんのお金の話はとてもわかりやすく、小学生でも読めますよ。

こんな貴重な情報が一冊の本で学べるなんて!人生向上間違いなし!
- 夢を叶えたいけど、お金がない
- 一生懸命働いてもお金が増えない
- 子どもの教育資金どうしよう
- お金持ちの生態を知りたい



このブログでは『夢と金』サクッとまとめてご紹介します!
第一章:富裕層の生態系
お金は「上手に使ってくれる人」に集まる
お金の正しい知識を学んで、上手に使おう。
先進国では自殺死亡率トップの日本。その理由が「生活の窮困」なのに、子どもにお金の話をしない日本の大人たち。
お金がないと生活できない、事業がまわらない、夢が叶えられない。それなのに、お金の勉強をしない。これでは貧しくなる一方。
クラウドファンディングなどの手段(知識)があれば、死を選ぶ必要はない。
クラウドファンディング支援してくれる人の気持ちを創造して、正しく設計しよう(上手にお金を使おう)!
「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違い
2022年のプペル歌舞伎で「SS席」を3万円で用意したら炎上した。
飛行機にはエコノミークラス・ビジネスクラス・ファーストクラスがあるが、すべてエコノミークラスにしてしまうと、料金が高くなる。そのカラクリは、「ファーストクラス(高価格帯)」の人が余計にお金を払ってくれているからだ。
高価格に対して「高い!」とクレームしてくる人がいるが、「高価格帯の商品」をなくした先に待っているのは「弱い人からお金をとる世界」。
「プレミアム」とは「競合がいる中での最上位体験」
「ラグジュアリー」とは「競合がいない体験」
西野亮廣著『夢と金』
山口周さんの著書「ニュータイプの時代』に書かれている「自動車」の例がわかりやすい。
価値 | 価格(円) | |
日本車 | 「役に立つけど、意味がない」 | 300万 |
BMW・ベンツ | 「役に立つし、意味がある」 | 700万 |
フェラーリ・ランボルギーニ | 「役に立たないけど、意味がある」 | 数千万 |
- 「プレミアム商品」の値段を決めているのは「お客さん」
- 「ラグジュアリー商品」の値段は売り手の「言い値」
「夢」の計算式
ラグジュアリーの価格が高額なのは理由がある。その計算式がこちら。
[夢](ラグジュアリー)=[認知度]ー[普及度]
「皆が知っているけど、誰も持っていない」ものに価値が付く。
「機能」には相応の値段しか付かない。必要なのは「意味」を売ること。
機能を追い求めた先にラグジュアリーはない。
富裕層が求めているもの
「不足している人(一般層)」が求めているモノと、「足りている人(富裕層)」が求めているモノの違いを知れ
西野亮廣著『夢と金』
クラウドファンディンのリターンにオリジナルTシャツを出す人がいるが、支援金額が高額であるほど、それを買う(買える)人は、Tシャツなんて求めてない。
「富裕層」と「熱狂的ファン」は違う。
その事実に気づいて、ビジネスは正しく設計すべし。
第二章:コミュニティ
機能はお金にならない
日本では人口が減っているので、たくさん売ることができない。
それなのに、とことんクオリティにこだわる職人気質の日本人。
「オーバースペック」は自己満足であり、お客さんの満足度にはカウントされない。
もうとっくにお客さんの「満足ライン」を超えているのに、職人は(日本人は)自分の限りある資源を「お客さんが判断できない技術の向上」に投資してしまう。
西野亮廣著『夢と金』
ガラケーの晩年期、日本の各メーカーは軽量化合戦を繰り広げていたが、それを横目にアップルはiPhoneひとつで携帯電話のシェアを奪っていった。
自分の商品を高く売るには、「技術以外の何か」を提供する必要がある。
人検索の時代
機能が同じなら、「誰から買うか?」という基準が力を持つ。
売らなきゃいけないのは「機能」じゃなくて「意味」だ。
ファン心理を学べ。応援がどこから生まれるか科学しろ。
西野亮廣著『夢と金』
「正しい」より「惚れる」サービス
不自由のない正しいサービスより、不自由さがあるが惚れるサービスに高い値が付く。
お客さんを感動させ、惚れさせて、薄利多売合戦から抜け出そう。感動はプライスレス!
そして、ただの顧客からファンになってもらい、応援してもらおう。
ファンになってもらうには「応援シロ」を作るのがコツ。
[応援シロ]=[目的地]ー[現在地]
「不便」が「コミュニケーション」を生む
むやみに「不便」を取り除くと高く売れなくなる。
一人で生きられる社会を目指すな。「機能」しか売れなくなるぞ。
自分の商品の周辺に「不便(解きがいのある問い)」を戦略的に配置してコミュニケーションを生むんだ。
西野亮廣著『夢と金』
商品を高く売りたいのなら、何を売るかを明確にした方がいい。
第三章:NFT
NFTを簡単に説明すると
(簡単にコピーしできてしまう)デジタルデータの持ち主がわかる技術で、企業が管理しなくても、自分たちで自分たちのデータを管理できるシステム。
NFTとはいわば売買される「証明書」
これにAI技術を掛け合わせて資金調達の手段として確立している。
「機能」より「意味」
NFTをうまく設計できれば、「役には立たないけど、意味がある」ラグジュアリー商品にできる!
NFTは金のなる木ではないが、認知度を上げて(みんな知ってる)普及率を下げる(誰も持っていない)状況を作ることが重要。
ここに外せないのがコミュニティ。「ノリ(共同幻想)」を作る。
そしてNFTは購入履歴が誰でも見れるので、寄付したことを証明するNFTを販売することで、「自分の魅力を自分の代わりにアピールしてくれる」ニーズを満たすことができる。
20代で生まれた差は一生埋まらない
世界は最初に買った人間を贔屓し、最初から持っている人間を贔屓する。
学校じゃ教えてくれないけど、これが世界の理だ。
後から取り返せると思うな。1日でも早く学べ。
人生の前半戦に努力を集中投下し、初戦を取ることがなによりも大事。
お金の知識不足や古い固定観念に縛られていると、いつまでたっても豊かになれない。
さいごに
お金が尽きると「夢が尽きる」。
子どもの未来を守るため、日本を良くするため、大人もちゃんとお金と向き合い、学び、お金の話をしよう。
誤ったお金の知識、道徳感で、子供達の夢を殺し続けるこんな世界を終わらせろ。
正しい知識を仕入れて、強くなろう!未来を守ろう!!



最後の強いメッセージ。激しく同感です!!
お金のことをみんなに知って欲しいという思いが伝わりました。
西野さんって強くて優しくて面白くて本当にかっこいい!!
私も引き続きお金の教育を発信していきたいと思います。



西野さんのVoicyでは無料でお金の勉強ができるよ!毎朝楽しく学ぼう!
2022年5月9日のVoicyでお話しされていた木下社長のツイート。深くうなずきました。

