
仮想通貨と暗号資産って何が違うの?
今さら誰にも聞けない・・・
- 暗号資産(仮想通貨)ってなに?
- 暗号資産は何のために買うの?



小学生にもわかるように、やさしく解説していくよ!
暗号資産(仮想通貨)とは
暗号資産とは、ブロックチェーンという新しい仕組みを使って、オンラインで管理する新しいタイプのお金(みたいなもの)のことです。
以前は仮想通貨と呼んでいましたが、2020年から仮想通貨のことを、法令上「暗号資産」と呼ぶようになりました。英語ではCryptocurrency(暗号通貨)と呼ばれています。



ビットコインの₿マークが描かれた金貨のこと?
あれをみんな持ってるの?



違う違う!
暗号資産の紙幣やコインはないよ!
もし実物のコインを売っている人がいたら詐欺だから気をつけてね!
暗号資産はオンライン上で管理されたデータです。実際には鎖のようにつながった【英数字の羅列】です。これを「電子署名がついている」というように表現します。
私たちが今お買い物に使っている現金は「法定通貨」と呼びます。国の法律で管理されているものです。これはそれぞれの国が発行していますね。
一方、暗号資産は、国や政府のような中央の組織がありません。(このことを非中央集権型と言ったりします)
では誰がどうやって管理しているのかというと、まず計算が得意な人が暗号資産を生み出し(これをマイニングと言います)お互いに情報を共有しながら、人から人へ渡っています。国や政府のお墨付きがあるわけでもないのに、お金と同じような価値を持たせた暗号資産を、個人間で受け渡しているのです。



それって安全なの?



そう思うよね。
でもこれが新しい技術によって安全にできるようになったんだ。
この技術を「ブロックチェーン」と呼ぶよ。
暗号資産を理解する上で、必ず出てくる「ブロックチェーン」。解説してきましょう。
ブロックチェーンのしくみ
暗号資産に使われている技術のことを、総称としてブロックチェーンと呼んでいます。
実はまだ定義があいまいで、国によっても捉え方が違うようです。
ブロックチェーンそのものを理解するのには専門知識が必要ですが、例えばWi-fiの仕組みを理解しなくてもインターネットに接続して使えるように、技術的な部分まで理解する必要はないと思うので、ものすごーく簡単に言うと、ブロックチェーンとは「誰が作って、誰の手に渡って、今誰が持っているかを証明できる技術」です。
お財布の中の現金を見てみてください。そこには、最初に持っていた人は誰で、次に誰の手に渡って、、といった履歴は書いていないですよね。それに、今目の前にあるお札がもし精巧な偽札だったとしても、私たちの目では判断することができないかもしれません。
しかしブロックチェーンという技術で、販売から所有までの履歴を誰もが見られるようになりました。誰もが見れるということは、みんなが見張っているので、勝手にコピーして転売したり、改ざんすることができないようになっています。ブロックチェーンというしくみは、所有者の権利が確実に守られるとても安全なシステムなのです。
ブロックチェーンはこのような特性を応用して、暗号資産のみならず、コンサートチケットの販売や会員権などにも適用されつつあります。昨今問題になっているチケットの転売トラブルも、ブロックチェーン技術を使えば防ぐことができると期待されています。誰がチケットを購入したのかは履歴を見ればわかるので、悪質転売ヤーの特定も可能になりますし、本物のファン同士でチケット交換したい場合も、本物を証明することが容易になります。
ブロックチェーンとは「誰が作って、誰の手に渡って、今誰がもっているか」を証明できるもの
暗号資産の歴史
暗号資産は2008年、Satoshi Nakamotoと名乗る人物が発表した論文に始まります。


Satoshi Nakamoto氏の論文はbitcoinのサイトで全文読めます>>こちら
この論文には理想の電子決済について書かれていて、二重支払いを防止するための具体的な方法(しくみと計算式)が明記されています。



サトシ・ナカモトさんは日本人なの?



それが個人なのか、グループなのか、誰もわからないんだって。
日本人じゃない可能性の方が高いらしいよ。
この論文に書かれた方法で開発されたお金がビットコインです。これが暗号資産の始まりです。
そして、このまだお金になる前のものを、「持ってるとおもしろそう」「将来価値が上がるかも」と仲間が買った(法定通貨と交換した)のを皮切りに、じわじわとその価値を認める人が増えていって、値段がどんどん上がっていきました。
マネーロンダリングに使われたり、一部の取引所(売買するところ)に問題があったり、急騰・暴落など紆余曲折ありますが、大局的に見ればその価値はどんどん上がっています。
暗号資産の種類
始まりはビットコインでしたが、同じ技術を使って次々と新しい暗号資産が登場しました。
ビットコイン(BTC)
イーサ(ETH)
テザー(USDT)
リップル(XRP)
バイナンスコイン(BNB)など
現在、暗号資産の種類は300以上ありますが、玉石混交です。お金の価値は、それを認める人が一定以上いることによって維持されるため、持っている人が多い通貨に信用が集まるのは当然です。
ビットコイン以外の暗号資産はアルトコインと呼ばれています。
暗号資産は法定通貨の裏付けがないと言われますが、近年ではステーブルコインといわれる暗号資産が登場しました。これは発行された暗号資産と同額の法定通貨を保有する(裏付けがある)ものです。
暗号資産を買う理由
暗号資産を買う理由は人それぞれですが、個人的には大きく分けて3つあるかなと思います。
- 投機目的:将来値上がりする可能性に期待している。株式の信用取引のように短期決済で儲けるため。
- 好奇心:なんか面白そう。新しい技術を使ってみたい。
- NFTを買うため:NFTは暗号資産のひとつであるイーサで取引されているため、一旦自国通過をイーサに替え、NFTを購入している。



私はNFTを買うために暗号資産を始めたよ!
暗号資産の未来



すでに色々なところで使われているんだね!
現在技術はさらに進歩し、これから先、ブロックチェーンや暗号資産を避けて通ることはできなくなってくるかもしれません。
卒業証明書などもブロックチェーン技術を使ったものが主流になれば、いわゆる経歴詐称はできなくなります。
海外旅行に行った時は、いちいちその国の通貨に両替しなくても、暗号資産で支払いができてしまうかもしれません。
いずれにしても、私たちにとって便利な技術であることは間違いないので、一歩踏み出して使ってみると、その便利さに気付くことでしょう。
まとめ
- 暗号資産(仮想通貨)とは、ブロックチェーンという安全な仕組みを使った、個人間でやりとりする電子マネーのこと。
- 現在暗号資産は投資、好奇心、NFT購入のために使われている



思ったより難しくなかったね!



そう、一度理解したら、今度は使ってみたくなるよね!
ここでは小学生でもわかるように、とても簡単に説明してみました。興味が湧いてきた!もっと知りたい!という方は、情報を積極的にキャッチしていきましょう♪
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